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名古屋支店
「究極のサービス」を目指して
これからも学び続けていきたい
きっかけは偶然でしたが・・・
大学卒業後、ツアーコンダクターになりました。海外へ出る仕事がしたいと考えていた時、たまたま見つけたツアーコンダクターの募集広告が「阪急トラベルサポート」でした。偶然ではありましたが、現在までツアーコンダクターとして様々な経験を積むことができました。今ではあの時の偶然に感謝しています。
入社後、国内ツアーコンダクターとしてデビューし、1年後に海外ツアーコンダクターとしてデビューしました。ツアーコンダクターを始めた当初から海外添乗に興味がありましたが、実際に海外添乗を行い、その楽しさにハマってしまいました。今振り返ると、日々勉強に励みながら海外を飛び回るという体力的にもハードな時期ではありましたが、常に新しいことを経験し、自分自身が成長することを感じることができ、とても楽しい、充実した日々でした。
添乗は究極のサービス業
ツアーコンダクターの仕事は、常に新しい学びがあり、お客様の喜ぶお姿を間近で見ることができます。国内ツアーでも海外ツアーでも、お客様により良いツアーを提供するために、常に自分の知識をアップデートしていくことはこの仕事には欠かせません。歴史や文化、また流行のお土産品など、その知識は多岐に渡ります。大変さはありますが、自分の好奇心や知識欲を満たしてくれる仕事であると感じています。また、一つのツアーが催行されるまでには様々な仕事が必要になりますが、最後にお客様にいかにそのツアーを楽しんでいただけるかは、ツアーコンダクターの仕事になります。 お客様の反応を一番身近で体感し、楽しんでいるお姿を見ることができるのはとても嬉しいことです。
ツアーコンダクターとしてデビューする前の研修で講師の方から教えていただいた、「添乗は究極のサービス業」という言葉は今でも胸に刻んでいます。どんな場面でも最適なサービスをお客様に提供できるよう、「究極のサービス」を目指して日々業務にあたっています。
ピンチをチャンスに変える
中国の田舎に添乗をした際、干ばつで宿泊ホテルのある地域一帯が2日間断水になってしまったことがあります。最低限の飲み水を確保するため、近くのスーパーマーケットを走り回ってペットボトルをできるだけ確保したり、ホテルスタッフにウォーターサーバーの大きなタンクを追加で手配するよう交渉し、それをお客様のお部屋のトイレのタンクに入れてお手洗いが使えるようにしたり…。
それでもお客様にはご不便をおかけしてしまいましたが、ご年配のお客様は「今みたいに水が当たり前ではない昔を思い出した」など前向きに捉えてくださり、皆様無事に帰国できた時には大きな肩の荷が下りる思いでした。
添乗中は主に一人で業務にあたるため、何があっても常にお客様と接することになります。そんな時は落ち込んでいる暇はありません。何か問題が起きても(反省は後でたっぷりするとして)、常に前向きに考えることで、ピンチをチャンスに変えることができると考えています。
世界中で活躍するツアーコンダクターの皆さんの存在が励みに
ツアーコンダクターは、決して簡単な仕事ではないかもしれませんが、ぜひ挑戦してみてください。「語学が得意」な方、「歴史が好き」な方、「明るい性格」の方、どんな方でも自分の強みを活かして活躍することができるのがツアーコンダクターという仕事だと思います。旅行の楽しさを多くの人に届けたいという思いがある方であれば、ツアーコンダクターを目指す資格は十分だと思います。
ツアーコンダクターの仕事は、何か悩みがあっても周りからは「色々なところに行けて羨ましい」とばかり思われてしまうことがあります(確かにその通りでもあるのですが・・・)。そんな時、どこか別の国で初めて出会うツアーコンダクターさんでも、同じツアーコンダクターというだけで悩みを理解してくれて、相談に乗っていただくこともよくあります。今も世界のどこかで活躍しているツアーコンダクターさんたちに負けないよう、自分も頑張ろうと思います。
「ツアーコンダクターさんと出会えたことが一番よかった」
あるお客様のアンケートにこう記入いただいたことがありました。本来、ツアーコンダクターはツアーの魅力を引き出すために働かなければいけないと思っているのですが、お客様はツアーコンダクターの頑張りもしっかり見て下さっているのだな、と嬉しい気持ちになりました。
これからの目標
どんなツアーにも添乗できるよう、知識、経験を積んでいきたいと思っています。
ツアーに参加されるお客様は豊かな人生経験をお持ちで、知識も豊富な方が多くいらっしゃいます。そんなお客様のご期待に添えるようなサービスを提供するためには、どうすれば良いか?
芸術にテーマを絞ったツアーで、美術が好きなお客様にご満足いただくには、やはり自分にも美術の知識が必要になるでしょう。ツアーコンダクターとしての学びに終わりはないと思っています。「究極のサービス業」に少しでも近づけるよう、これからも学び続けていきたいと思います。
(2020.11月掲載)